仮設機材災害防止 法令集(全文抜粋版)
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312■ 関係法令及び通達等4通達等3緊張器緊張器は、次の表の左欄に定める試験方法による試験を行った場合に、同表の右欄に定める強度等を有するものであること。試験方法強度等(緊張器の性能試験)緊張器に親綱を取り付け、緊張器を試験機に取り付けて、引張荷重を掛け、荷重が11.5kNのときにおける緊張器等の異常の有無を調べ、荷重の最大値を測定する。備考親綱は、外径16mm、ポリエステルロープ及び3つ打ちとする。1 荷重が11.5kNまで緊張機能を維持すること。2 フック等を有するものにあっては、荷重が11.5kNまでにフックに破断又はその機能を失う程度に変形、損傷等がなく、かつ、外れ止めの機能を維持すること。3 荷重の最大値が14.0kN以上であること。別表4 親綱機材の使用方法1設置親綱機材を設置するときは、次に定めるところによること。(1)親綱機材を設置するときは、次の事項について点検し、異常を認めたときは直ちに補修すること。ア親綱機材の各部材の変形、磨耗等の有無イ親綱支柱の取付金具等の機能の異常の有無ウ緊張器の機能の異常の有無(2)親綱支柱は、わく組足場の脚柱、横架材等の支持物に確実に取り付け、かつ、控綱を取り付けること。(3)控綱は、下図のように親綱支柱の取付位置から外側に1スパン離れた箇所に取り付けること。(4)親綱は、次に定めるところによること。ア次のいずれかに該当し強度等の確保が困難であるものは、親綱として使用しないこと。(ア)ロープに切り傷等の損傷があるもの(イ)著しい磨耗又は溶断等の損傷があるもの(ウ)支柱用親綱として使用中に落下衝撃を受けたものイ親綱又は合成繊維ロープの控綱の末端は、それぞれ専用の緊張器を用いること。(5)緊張器は、次に定めるところによること。ア緊張器の取付けにシャックル等を使用する場合は、日本工業規格に適合したものを用いること。イ緊張作業のときに労働者が危険な状態とならず、かつ、安全帯を使用するときに障害とならない部分に取り付けること。

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