SUGIKO CATALOG vol.5
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12121)地上第1段(最下層)の建枠の組み立て方によって、足場全体の良否が決まりますので、次の事項に注意してください。a)建枠の垂直度b)建枠の水平度c)建枠面とブレス面の垂直度2)大和式連結ピンの抜け止めを確実に行ってください。3)足場の高さは、積載荷重、足場の自重などの足場に作用する荷重と建枠の支持力によって決まります。積載荷重を建枠1枠あたりに対し、標準枠で1,000kg[9.80kN]、簡易枠で700kg[6.86kN]に限定した場合、ジャッキベースの繰り上げ長による建枠の支持力の低下などを考慮すれば、枠組足場の高さは45m以下とすることが望まれます。枠組の各建枠間には、原則として両面にブレスを取り付けてください。ただし、作業上やむを得ず建物側のブレスを取り外す場合は、足場構面(足場面積)の60%の範囲内にとどめてください。なお、この場合、足場の最下層および両端側のスパンの各層、壁つなぎが設置されているスパン層のブレスは取り外さないでください。そして作業終了後は、直ちに現状に復しておいてください。また必ず各層、各スパンごとに幅いっぱいに鋼製踏板を取り付けておくものとします。1)各層、各スパンに鋼製踏板を取り付けてください。2)鋼製踏板は、建枠と同幅に近いものを取り付けてください。建枠幅が広い場合には、2枚敷き並べ、鋼製踏板間の隙間は3cm以下、建地との隙間は12cm未満としてください。3)鋼製踏板のつかみ金具は、外れ止めを確実にかけ、下面からの風の吹き上げなどに対しても外れないようにしてください。1)足場を組み立てる場所は、地ならしなどの整地をし、足場計画図、組立図に基づき、敷板(または敷角)が平らになるように敷き並べてください。2)ジャッキベースは、敷板(または敷角)の中心に、かつ決められた建枠間隔・位置に配置し、移動のないように釘止めしてください。なお、釘止めは2箇所以上とします。3)根がらみを設ける場合は、できるだけ建枠の下部に取り付けてください。また、次の事項に注意してください。a)敷板がブレス面方向にのみ敷かれ、枠面方向に敷かれていない場合は、建枠の両脚柱間に根がらみを設けてください。建枠の種類繰り上げ長(mm)200未満200以上250未満250以上300未満300以上350未満N624N6*ただし、風の吹き上げに対する抵抗力を示す許容吹き上げ力は、1枚当たり150kgとします。標準枠高さ1,800mm以下A4055BA3055A4,350[42.65]4,150[40.69]3,950[38.73]3,800[37.26]幅(mm)許容積載荷重(kg[kN])240500120[1.17]250[2.45]ジャッキベース簡易枠610H3,500[34.32]3,350[32.85]3,200[31.38]3,050[29.91]釘● ジャッキベースの繰り上げ長による建枠の許容支持力(kg、[ ]内はkN)●許容積載荷重鋼製踏板の種類●ジャッキベースの固定建枠ブレス鋼製踏板ジャッキベース/基礎使用上の注意

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