「私たちの上質即利」

第三回 東京営業所 購買課 T.Y

購買課の仕事は、杉孝全体で在庫を安定して保つために、機材を購入することが主な業務になります。何度も使用を重ね、消耗した機材や、杉孝独自の安全基準に満たないものはお客様にご提供することはできません。そのため安全な機材を安定して供給するために、重要な役割を担っているのが私たち購買課なのです。購買計画に基づいて定期的に購入する機材もあれば、お客様のご希望による営業担当からの購入依頼もあるため、柔軟な対応が要求されます。

購買課には、同じ作業の繰り返しはありません。そこが難しいところでもあります。特に、新しい機材の導入には、多くの手順を踏まなければなりません。機材メーカーに足を運んで、打ち合わせを重ねたり、工場を見学したりすることで杉孝の姿勢や意図を明確にすることが大切になります。私たち購買課が導入する機材によっては、建設作業現場の安全を左右する可能性もあるため、責任の大きさを認識して日々業務に取り組んでいます。ですから、購買課に配属されたとき、「わからないままで仕事を進めないこと。小さなことでも曖昧にせず、すぐに調べたり、先輩に聞いてから仕事を進める」という決め事を作りました。どんな時もその信念は貫いて、後輩にも伝えるようにしています。

上質即利とは、私たちが積み重ねて成しえるもの

私が「上質即利」という言葉を初めて聞いたのは、入社前の会社説明会でした。話を聞いていくうちに、その短い言葉に表された杉孝の姿勢に共感したことを覚えています。同時に、「上質なものをお届けする→お客様に喜んでいただける→次回も杉孝の機材を利用していただける」、この流れが一つの輪になって循環しているイメージが自然と浮かんできました。つまり、「上質即利」とは、私たちの行動が起点となり、その積み重ねによって成しえることなのです。

しかし、「上質なもの」とは、機材の品質だけにとどまりません。お客様からご注文をいただき、お届けするまでの一連のプロセスすべてをご満足いただいてはじめて、「上質なもの」をご提供できたと言えるのです。そのことを痛感し、大きな教訓となって今に活きている経験があります。
購買課に配属されてまもなく、ある機材をお客様の現場に手配した時のことです。たまたまそれは購買課を通して納品する販売専用の機材だったので、現場への配送業務を私が担当しました。経験が浅かった私は、現場の状況を確かめず、トラックを手配したのですが、現場が狭かったため、トラックが入れないという事態が起こってしまったのです。購買課に連絡が入ったときにはもう手遅れ。現場の営業担当にお願いをして、緊急の対策を講じてもらって大事には至りませんでしたが、私には反省と後悔が残りました。どんなに上質な機材をお届けしても、そのプロセスに欠陥があれば、「上質即利」を成しえたとは言えません。この出来事以来、もっと視野を広げ自分の仕事だけでなく、その先に関わる人達の事まで考えて行動するよう常に意識しています。

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上質の追求にゴールはない

営業担当や機材センターから受ける機材購入の依頼には、購買計画やコスト面、安全面などクリアしなければならないことも多いのですが、社内からの依頼の先には必ずお客様がいらっしゃいます。それに最大限応えることが、私たちに課せられた使命だと考えています。たとえ、100%応えることができなくても、ただ断るのではなく、代替案を提示できるように常に心がけています。試行錯誤することもたくさんありますが、何とか希望に応えることができた時の仲間からの「ありがとう!」が最高の褒め言葉となります。私たち購買課は、お客様の声を直接聞く機会はなかなかありませんが、営業担当や機材センターからの感謝の言葉は、お客様に満足いただけたという証でもあるので、心の底からうれしさがこみ上げてきます。

上質の追求に、「これで良い」というゴールはありません。上司にも日頃から、「常に質の高いものを求めて仕事を進めるように」と言われていますし、杉孝には上質を追求し続ける姿勢が当たり前のように受け継がれています。 また、杉孝の強みは社内全体に浸透しているコミュニケーションの円滑さだと思います。わからないことがあれば、他部署であろうといつでも聞きに行けますし、機材センターで研修をさせてもらうこともできます。品質向上のためには妥協しない、いつも親身になって協力してくれる人ばかりです。だからこそ、もっと多くの経験を重ね、品質に関するプロの目を養っていきたいと考えています。私に聞けば品質のことがわかると思われるような存在になりたいです。